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2009年9月16日 (水)

AEAJ 第16回専門セミナー

先日、(社)日本アロマ環境協会の第16回専門セミナー「徹底検証 精油の経皮吸収と基材の最新情報」を聴講しました。

アロマテラピー・トリートメントでは植物油に精油を希釈したものをクライアントの体に塗布します。塗布された精油を含む植物油は経皮吸収され、毛細血管から血流に乗って全身へと送り届けられます。

今回のセミナーの第一部では薬学がご専門の杉林堅次氏が薬物の経皮吸収(薬物透過)の種類やメカニズムから、人の皮膚の構造、透過実験などについてお話して下さいました。が。あまりにも専門的すぎて出てくる用語がまず分からない・・・。複雑な式やグラフや実験装置の図版などが次々とプロジェクターに表れるのですが、理数系の苦手な私には難解すぎて理解できず、前日の寝不足もたたって睡魔が・・・・。

しばし放心状態みたいになっておいてけぼりをくったような気がしていましたが、後半で「イソプレン(分子式 C5H8 の二重結合を2つ持つ炭化水素)」や「リモネン(柑橘系精油に多く含まれる精油成分)」、「カンファー(ローズマリーなどに含まれる精油成分)」などの単語が聞こえてきたところで「この言葉なら知ってる〜♡」とやっと我に返ることが出来ました。まるで見ず知らずの人ばかりに囲まれて落ち着かない気持ちだったところに突如友人が現れたような感じ。「イソプレン」だって、アロマテラピースクールで初めて聞いた時には「なんじゃそりゃ?」って感じだったのですが。(今も詳しくは分かってません)

私の隣の隣に座ってた人は、この難解な話を身を乗り出すようにしてまさに食いつくように聞いていて、ものすごくうなづいてるし、「うんうん」って声に出しちゃってるし!!「理解してるんだ〜、すごいな〜」と感心しました。私の脳みそとはかなり種類の違う脳みそなんでしょうね。

第二部は美容科学がご専門の塚田弘行氏で「基材の最新情報」。アロマテラピーでは精油が主役ですが、その精油を体へ運ぶという重要な役目をするのが植物油(キャリアオイル)をはじめ、エタノールなど水性基材、女性がとっても気になるコラーゲン、パックなどに使われるクレイなど、各基材の特性や効果的な使い方、トリートメントが体にもたらす影響、女性の皮膚の特徴など、簡潔でありながら専門性の高い情報が満載で、一言も聞き漏らすまいと思うような充実の内容でした。

印象的だったのは、一般的には血流の増加により血行を良くするイメージのマッサージが、血流が多すぎるような場合の施術では血流を減少させてバランスをとり一番良い状態に導いてくれるというお話でした。

最後のパネルディスカッションと質疑応答では、老人は表皮が薄くなり角質ははがれやすくなるが、角質層自体は肥厚するので意外に丈夫だというお話や、人の病気を治す根本は食べ物だが、病気にする根本もまた食べ物であり、その間にアロマテラピーなどの代替療法があるというお話が心に残りました。

今回のセミナー(東京会場)は申し込みの時点では定員600名のところ希望者が多く当日は700名の参加となり、さらに残念ながら参加できなかった方もいらっしゃったそうで、この分野の感心の高さが伺われました。


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