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2007年11月14日 (水)

心療内科のホリスティックな視点からの植物療法

先日の文化の日、心療内科の赤坂溜池クリニック院長 降矢英成さんの講演会を聴講しました。

赤坂溜池クリニックでは患者を全体的な視点からとらえる「統合医療、ホリスティック医学」を理念に現代医学を基盤としながら、アロマテラピーも含め様々な代替・補完医療を併用・統合して診療を行っています。

ホリスティック(Holistic)とはギリシャ語のholos(全体)を語源とし、「関連」や「つながり」「バランス」といった意味も含まれています。ホリスティック医学とはつまり患者さんの体や悪い部分をパーツとして考えるのではなく、体・心・霊性(body-mind-spirit)を同列として全体的に診るということです。

「病気を癒す中心は患者であり、治療者は援助者である」、「治療よりも養生」「他者療法よりも自己療法(セルフケア)が基本」「ライフスタイルの改善が治療の基本」など、患者自身が自分の心身を見つめライフスタイルやストレスに気づき、病気や障がい、老いや死といったものをネガティブにとらえるのでなく、人生のピンチを気づきのチャンスとするという前向きな姿勢に深い共感を覚えました。

赤坂溜池クリニックでは鍼灸や指圧・マッサージ師など医療資格の療法家はクリニックに所属し、アロマテラピーやメディカルハーブ、リフレクソロジーなどの民間資格の療法家はクリニック付属の有限会社に所属する形で医師法を遵守しつつ代替療法を実践されています。

メディカルハーブは保険はきかないものの廉価で、味や匂いが柔らかく飲みやすい、内服以外にも食事や園芸などで暮らしにとりいれやすくライフスタイルの改善が期待できます。日常のお茶をおいしいハーブティーに変えて体質や気質を改善したり、多忙な人は薬の代用としてサプリメントの摂取というふうに活用ができます。

アロマテラピーはセルフケアとして芳香浴での精油成分の吸入、軟膏の塗布や精油成分を含む液体の噴霧、ブレンドオイルを使ったセルフマッサージ、アロマセラピストによるトリートメント施術などがあげられました。

また、森林を散策しフィトンチッド(樹木から揮発する有用な芳香物質)を浴び、自分が自然と繋がっているという感覚を意識し、リラックス&リフレッシュするという森林療法も紹介されました。森林の中を歩き、体を動かし、自然を観察し、樹木に寄りかかり瞑想すると人生観を見直すこともできるそうです。

「病気が治る」ということだけではなく、心を良い状態に保ち、生活の質(QOL)を向上し、自然治癒力を増強すること。「人生観・世界観」の重視、病気を警告・サインととらえて自己の成長をはかることなどがホリスティック医学では重要視されています。

現代医学に対するアンチではなく、西洋医学の利点を生かしながら様々な治療法を選択・統合してその人にとってもっとも適切な治療を行うホリスティック医学が主流になっていく日はまだまだ遠いかもしれませんが、そうなりつつあることは間違いないと思いました。

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