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2007年9月11日 (火)

AEAJ専門セミナー『広がるアロマセラピストの活動領域 美容編』

日曜日、東京国際フォーラムにて行われた(社)日本アロマ環境協会主催第14回専門セミナー『広がるアロマセラピストの活動領域 〜最新現場レポート美容編〜』を聴講しました。

スパ領域の講師は高橋なおみさん。スパにおいてはアロマテラピーもあくまで数あるトリートメントメニューのうちのひとつであるということ、アロマテラピー専門サロンとの違いはカウンセリングによる精油のチョイスがなく、スパ用のあらかじめブレンドされたオイルを使用している現状、精油の活用としてはスパ施設の季節感や個性・理念の表現手段、またトリートメント前の精油の香りの吸入などが報告されました。

リゾート地でのスパと都会のデイスパではロケーションの違いはあるものの、「日常から離れた心安らぐ空間で至福感を味わう」というのは同じ。

現在の日本のスパはまだまだ歴史が浅いのでこれから熟していくと思われること、今後はそれぞれに個性のあるスパが出来てくる可能性が大きいというお話でした。

エステ領域講師は野松慶子さん。アロマテラピーとエステティックを融合したサロンを経営されている野松さんはアロマテラピーの得意分野を自律神経やホルモンバランスの調整、免疫力アップなどの恒常性の維持=内面の改善と捉え、エステティックによって痩身やセルライト除去、リフトアップ、しみやシワ対策など確実な美容効果=外面の改善をしていくというふうに分けて考えていらっしゃいました。

美容院領域では久保木み規さんが「トータルホスピタリティを提供する空間としての美容院」として、実際に美容院でのアロマテラピーの活用法を紹介してくださいました。ネイル前のハンドトリートメントに精油で香りづけされたオイルを使用することによるお客様とのコミュニケーションや、美容院のフロアでは様々な薬品のにおいによって精油の香りが認識されにくいため、エントランスやトイレでの芳香浴やお客様へのハーブティーの提供などがあげられました。

化粧品領域講師は麻の種子から低温圧搾抽出したヘンプオイルを扱う化粧品会社CHANVRE代表の塩田恵さんです。国産アロマ化粧品の開発・販売についてヘンプオイルの成分(必須脂肪酸を多く含む)から薬事法裏話(ネロリ精油はオレンジ花油と表記しなければいけない等)、日本でも近い将来100%天然成分のみのフィトケミカルコスメが作られ販売されるようになるであろうことなどまさに現場の声を聞くことができました。

そして最後のメンズ領域講師は柴田俊生さんです。カイロプラクティックとアロマテラピートリートメントを組み合わせた施術を行っている柴田さんは、男性の美しさはにじみ出る自信から作られておりそのためには心と体の健康(快眠・快食・快便)が不可欠であるということ、陰陽で考える男女の違いなどをユーモアをまじえて話してくださいました。

「入院中の82才の母が腰痛で悩んでいるのでケアしてあげたいがどの精油が良いか?」という参加者からの質問に対して「ガンなどの病気由来ではなく高齢による腰痛ならば(精油を薬理作用で選ぶのではなく)娘の手でお母様の好きな香りの精油を使ってトリートメントしてあげるのが一番でしょう」と答えていらっしゃって、その考えに私もすごく共感しました。

今回のセミナーで講師のみなさんが異口同音で言われたのは「人をケアするセラピスト自身が心も体も健康なのは大前提である」ということでした。まずはセラピスト自身が心身ともに良い状態でなければ。当たりまえだけどなかなか難しいこと。まずは柴田さんに教わったように快眠・快食・快便から実行です。

日本にアロマテラピーが紹介(アロマテラピーについての書籍の翻訳出版)されてから約22年が経ち、世界的にも伝統医学や代替療法の良さが見直されている現在の状況、また、精油成分が細胞に直接働きかけることが調査によって証明されたという嬉しいニュースもあり、今後ますますいろんな形でアロマテラピーが私たちの生活に溶け込んでいくことでしょう。

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