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2006年10月10日 (火)

香りの植物学と植物ツアー パート1

新宿御苑100周年記念イベントとして(社)日本アロマ環境協会主催で開催された「香りの植物学と植物ツアー」に参加しました。

 

まずはレクチャールームにて今回園内で実際に目にすることのできる香りの植物についてのレクチャーが行われます。 受付を済ませ、レクチャールームに入ったとたんにすがすがしいハーブの香りに出迎えられました。 この香りの正体はスタッフの手島さんが自宅のお庭で育てられたという、レモングラスとペパーミント、メリッサ(レモンバーム)の生のハーブティです。 さわやかな香りとすっきり味のハーブティで一気にリラックス。

 

植物学レクチャーの講師は(社)日本アロマ環境協会文化委員会委員長の高橋先生と委員の手島さんです。 高橋先生は私のアロマテラピースクール時代の恩師ですので、先生の講議を受けるのはとても懐かしく思いました。

 

バニラ様の香りが特徴のベンゾイン(安息香)、マレー語で「白い木」という名前のカユプテ、アボリジニの薬として有名なティートリー、花の王様ローズオットー、 アオスジアゲハ幼虫の大好物のクスノキ(カンファー)、料理でもよく使うおなじみのローズマリー、ミイラ作りにも使われたシダーウッド、死者の魂を自由にすると言われるサンダルウッド(白檀)、 ビターオレンジの葉と枝から採れるプチグレン、イタリアのネロラ公妃から名前をいただいたとても高貴な花の香りのネロリ、 嫌いな人はいないだろうと思われるぐらいなじみ深いオレンジスイート、海岸沿いでよく見られるパインニードル(黒松)、 お酒のジンの香り付けのジュニパーベリーと全部で13種類の植物それぞれの精油の香りをテイスティングしながら説明がすすめられます。

 

ベンゾインはバニラエッセンスの香りから少し甘さをひいたような感じで、浅くなった呼吸を深く安らかにしてくれます。

カユプテはユーカリほどのシャープさはなく、ティートリーから薬品くささを除いてフルーティーな甘さをほんの少し足したような香り。

テイートリーは花粉症対策としておなじみの精油で独特の薬っぽさがありますが、慣れてくると香りの深さが何重にもなっていることに気付きます。

ローズオットーはダマスク種のバラの花から水蒸気蒸留で採れるとても高価な精油で、華やかで甘く素晴らしい香りです。高橋先生はローズオットーの香りから「神」を連想するとおっしゃっていました。

クスノキ(カンフアー)はいわゆる樟脳の香りですが、とてもシャープで混じりけのない純粋な感じ、虫に喰われにくいことから法隆寺の百済観音はこの木を彫って作られているそうです。

ローズマリーはカンファーに似た部分もありますが、もっとボリュームがあるというか複雑さを感じさせる香りです。

サンダルウッドは昔から宗教的な儀式に使われてきた植物で、インドのマイソール産のものが高品質とされています。 素晴らしい香りのため伐採が進み、現在ではとても貴重な植物となっています。

今回のテイスティングで使用されたプチグレンはとても質の良い精油だったようで、ネロリのような華やかさの中に葉や枝の渋みが複雑に絡み合ってなんとも複雑な一筋縄ではいかないような素晴らしい香りでした。

ネロリはビターオレンジの花から採れるとても高価な精油で、こちらは甘く可憐な香りが特徴です。

オレンジスイートはオレンジの皮をむいた時のまさにあのフレッシュでジューシーな香りで、レクチャールームのあちこちから「おいしそう!」という声が聞こえてきました。

パインニードルは今流行りの毒素除去効果が期待できる精油ですが、この香りを嗅いだ瞬間に私が思い出したのは故郷の海岸沿いの松が繁った遊歩道と河口に設けられた貯木場の風景で、 きわめて日本的なものでしたが、北半球の様々な場所で見られる針葉樹なので他の国の人にとっては全く別の風景が思い出されるのではないかと思います。

ジュニパーベリーはパインニードルに甘さを加えたような香りで、シャープな中に個性のある香りが見え隠れします。

 

1時間ちょっとの講議が終わり、今度はローズティーが参加者にふるまわれました。風邪気味の私の体もフレッシュなハーブティーと精油たちのおかげで急激に免疫力がアップしたのか体調が良くなってきました。

 

そして手島さんのハーブガーデンからみなさんに配られたのがティートリーとユーカリとローズマリーの葉っぱです。 生のティートリーもユーカリも実際に本物を目にするのは初めてで、精油とはまた違ってやはり自然の状態の植物からは優しさとオーラのようなものを強く感じました。

 

このあとはいよいよ新宿御苑内の植物探検です。すっかり長くなってしまったので続きはまた明日ご報告したいと思います。

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