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2006年10月11日 (水)

植物学と植物ツアー パート2

・・・昨日のブログの続きです・・・

さて、いよいよレクチャールームから新宿御苑内へ入り、実際に香りの植物探検です。

まずは温室へ。一番最初に見たのはコショウ。アロマテラピーではブラックペッパー精油を使います。ピリッとしたコショウのスパイシーさの中にレモンの香りが時々顔をのぞかせる精油です。

お目当てのベンゾインはひょろっと細長いシンプルな木で、この木の樹液があんなに甘い香りをもっているなんてちょっと想像できないような雰囲気です。

柑橘系ではブンタン。とっても大きなレモンイエローの実とグリーンの実が仲良くなっています。

レクチャールームで香りをテイスティングしたカユプテもあります。木の皮がぼろぼろとはがれた白っぽい木肌で、精油が採れる葉っぱはかなり高いところにあります。残念ながら鼻を近付けて香りを嗅ぐことはできませんでした。

他にもアロマテラピーでキャリアオイルとして用いる栄養たっぷりのアボカド(アボガドは間違いでアボカドが正解です)や、夜に甘く濃厚で官能的な香りを放つイエライシャン、葉っぱまでがしっかり香る柚子、南国らしいコーヒーの木(小さな実がついていました)など、熱帯の植物はどれも魅力的なものばかりです。濃緑色の大きな葉っぱの陰を歩いていると心の中に本能的な安心感が満ちてきます。

次は温室から出てバラ花壇に向かいます。新宿御苑のバラたちはアロマテラピー精油が採れるオールドローズではなく、観賞用のモダンローズばかりだそうです。モダンローズは形の美しさを極めていく過程で香りを失ってしまったものが多いのですが、ゴールドバニーというとてもきれいな黄色のバラはフレッシュなとても良い香りをしていました。ルックス良し、香り良しのモダンローズです。

広くフワフワの芝生で思い思いに過ごしているたくさんの人たちを横目に植物ツアーはずんずん園内を進んでいきます。次は大きな大きなクスノキです。クネクネと奇怪に曲がった枝のクスノキはたくさんの葉をつけています。手島さん曰く「アオスジアゲハがたくさん飛んでいるのを見て、もしかしたらと思ったら近くにクスノキを見つけた経験があります」とのこと。蝶が教えてくれる植物の場所。素敵なお話です。

レバノンシダー、クロマツの葉と松ヤニ、夏みかんの葉と果皮の香りを味わい、最後は新宿門近くのヒマラヤシダーの元に集合。見事な三角形を描くとても巨大な木の根元にいるだけで森林浴気分です。たくさん歩いてけっこう疲れたはずなのに、なんだか気分はスッキリしています。

身近でありながら奥が深いアロマテラピーと植物の世界の一部を堪能した秋晴れの一日となりました。

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