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2006年5月 9日 (火)

『フレグラントガーデン』

『フレグラントガーデン』(文化出版局)という本を読みました。タイトルで分かる通り「薫る庭」です。いい香りのする植物をたくさん植えた庭のある家に住みたいというのが私の夢ですが、そんな庭づくりを実現された広田さんご夫妻の共著です。

バラやジャスミンなど一般的に香りの良さが知られている植物をはじめ、300種類ほどの香りの植物が紹介されています。ふだんよく目にしているのに、いままで香りを意識したことのなかった花もたくさんありました。これを読むと、道ばたで見かける花の香りをいちいち確かめたくなってちょっと困るかもしれません。

八重桜の花を使って作る「桜の塩漬け」や、なんとも色の美しい広田家のスペシャリティ「バラのシャーベット」の作り方、スターアニス(八角)にそっくりの実をつけるシキミのお話など興味深いお話もたくさんあります。

そして私が一番心惹かれたのは、「欧米では(フレグラントガーデンは)目の不自由な人やお年寄りを慰める香りの庭を意味することも多い」というコラムでした。色や形の美しい花を目で見ることができなくても、植物の香りを感じて気持ちが安らいだり、楽しい思い出を甦らせて幸せな時間を過ごすことは可能です。点字の標識つきの安全な植物園、庭の芳香が窓から流れ込むホスピス。香りが人を慰めたり、勇気づけてくれるものであることを再認識することができました。

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